「ダークサイド投資術 猫組長著」を読んだので書評というか感想です。
なぜ猫組長氏の本を読んだか?
私の世代は若いころ落合信彦にハマった世代なので「国際情勢の裏側とその影響」というキーワードに弱いのです。そしてこの著者の猫組長さんの国際金融に詳しい投資家という姿にちょっと憧れています。
私の中での著者のイメージ
私の中ではこの猫組長さんのイメージは「1匹狼」で会社にいるのは本人だけ。従業員はいても美人秘書が1人か2人。
丸の内の高層ビルの事務所で摩天楼を見下ろしながら英語で電話。
ある時はドバイでアラブ人の実業家と取引し、ある時は高級リゾートのプールサイドでサングラスをしながら寝ころび(当然横には、美人秘書)、ある時はマカオやシンガポールで商談というまるで往年のアサヒスーパードライのCMと高須クリニックのCMを足したようなイメージを勝手に持っています。
今回の本に、自社で投資のシステムを構築し、外国人のプログラマーが2人いるという事が書いてあったので、さらに新しいイメージが加わりました。
この本について
「投資術」というタイトルですが、完全に日記的な内容です。
この著者の本は全て読んでいます。
ブログを本にまとめ直したようなタイプの文章で、縦の文章よりも横書きの文章で左から右に読んだ方が頭に入りやすいのでは?とすら思う位に1回目に読んだときは上手に入れませんでした。ただ、1回読んだ後もう1回読み直すと、スーと入りこむ事ができたので、単純に経済や投資に関しての私の知識不足が最初に感じた読みにくさの原因なのかもしれません。
具体的な感想
国際情勢と経済、金融の関係が完全に解りやすく説明されていました。
コロナの情勢や今後の米中関係や GAFAをめぐる現在の情勢と今後の動向についてもとても勉強になりました。それから著者の猫組長はこの本の中で「素人」はこの状態では株式投資に手を出さない方がいいと警鐘をならしています。このあたりが完全に「私に向けて書いている」と錯覚し、読みながら苦笑いをしてしまいました。
実は今回の暴落で損をしていたまま「損切り」ができあぐねていたのですが、この「金融ダークサイド」を読んである程度の踏ん切りができそうです。
もう一つ猫組長についての感想
よく友人と酒場でじゃれている時に、
「人と物を動かすな!」
「金と情報を動かす男になれ!」
と話しています。
もちろん冗談を話し合っている訳で、私は流通系の専門商社。友人は工務店経営です。
どちらもバリバリの「人と物を動かす仕事」です(苦笑。
いつもお決まりのセリフの後はきまって
「会社の日産キャラバンが便利なんだよ。バイトを8人のせられて、さらに荷物と台車も載せられるんだ♪ キャラバン最高♪」
等という話をして、ゲラゲラ笑いあったりしています。
そんな現実ですが、ひそかな憧れは「金と情報を動かす男」です。
まぁ 「憧れ」ってだけなんですけどね。
この「金融ダークサイド」を読んでいる最中だけはそんな気分に浸れるので、読んでて楽しかったです。
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